現在、少子高齢化を起因とする、人口問題、労働問題、都市問題など無数の問題を抱えています。
高齢化、正確には超高齢化によりもたらされる介護離職、独居老人、無縁社会、孤立化、孤独死。 また高齢化率を高める要因となっている少子化問題。
女性の社会進出や晩婚化を背景に、核家族化問題、さらには、母子父子家庭、子どもの貧困問題など様々です。
こういった様々な問題に共通するものは、「人と人との関係性の希薄化」であると考えられます。
そこで当法人は、「縁」、「支えあい」、「生きがい」をテーマに、地域の人々のまた活性化の一助になればと考えております。

<健やかな成長を支えあうために取り組んできた活動>

先にも挙げましたように、女性の社会進出、また核家族化により、育児・保育における問題が浮き彫りになっております。
女性が社会にでるということは、家事や育児という家庭における責任を果たしながら、
社会における責任をも果たさなければならないという、ハードな毎日を過ごされている方も少なくはありません。
また昨今では、母子父子家庭率が増加傾向にある中で、このようなハードな毎日を誰かに頼ることすら出来ずに、日々大変な苦労をなさっている方も年々増加の一途をたどり、低賃金の厳しい条件のものと働かれています。
このような環境では、今後の未来ある子供達にも同じ苦労を背負っていくと考えられ、そこで子供たちの為に、毎月定期的に子ども食堂を開催しています。保護者の方と一緒にゆっくり食事を楽しみながら、会話をしてもらい、温かいご飯を共に食べることの本当の意味を味わえる価値ある時間を提供したいと考えています。また近隣の家族が集まることで、地域の繋がりが活性化し、地域のコミュニティの形成にも寄与できると考えています。

〈生き甲斐を感じ、支え合う環境をつくるための取り組み中の活動〉

年数回開催しております「さんら祭り」では、地域の方々との繋がりをより深められる機会になるよう、また地域の活性化を図ることを目的としています。支えあう地域づくりの礎となるべく、地域の方同士が触れ合い、気軽に楽しんで頂けるイベントとなるよう考えております。
自治会や老人会との連携を取りながら、屋台や出し物をする中で、地域に笑顔が溢れる活動に取り組んでいます。

次に、スポーツ部門です。 身体を動かすことは、どなたにとっても重要なことであることは周知の事実であります。
スポーツを生きがいとされている方々も多く、そのような方々に、ゴルフやソフトボールを楽しんで頂く機会を提供しています。
もちろん老若男女は問いません。スポーツを通じ共に汗を流していく中で、日常生活では感じることができない「絆や一体感」を味わう事ができます。
ゴルフでは講師を招き、本格的に、しかしながら楽しく、一人ひとりが上達していく喜びを体感してもらうことが出来ます。
ゴルフやソフトボールにおける、フェアプレーの精神を身につけていくことで、道徳的習慣や公平の貴さの重要性を会得して頂く機会を提供し、周りの人との協調性や思いやりという人間性の向上に努めて参ります。
このように多岐に渡る活動に向けて、それぞれ担当者が立案、実行しようと意欲を持っています。前述したようにすでに任意団体として活動を行っております。
しかしながら任意団体では他団体や企業・行政からの協力や信用を得ることが難しく、様々な制約が大きくなることが考えられるため、この度、私たち設立人はNPO法人を立ち上げることを決定した次第であります。

皆様のご理解と幅広いご支援をお願いいたします。

佐野 友亮

 

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